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2009年06月25日 16:41

スマートフォンのflash10の搭載に関して考える * * * *

by 谷田部 輝真

Tags: Android iPhone RIA・リッチクライアント マルチデバイス マルチプラットフォーム

adobeは、スマートフォンのflash10の搭載を2010年からすると言ってるようですね。

しかし、iPhone以外のスマートフォン。

 

コンテンツ開発の立場からみた場合、

スマートフォンに充分に期待をしている反面、それがiPhoneだけに依存させられるのはビジネス上、きわめて危険と考えてまして、

そのため、いわば逃げ道が必要であり、共通言語、共通プラットフォームとしての存在を待っていました。

 

「よし、共通プラットフォームができそうだ!」と、

期待どおりの動きが非常に期待を感じているのだが、、この先の動きを、もう少し慎重に考える必要がありそうです。

 

今回のリリースで競争力強化のため、appleはなにかしら反撃にでると思われます。

ですが、「flashを載せます」という表明をわざわざしなくても、appleには、強烈な信者がいるような気もするし

載せなくても、それほどappleからユーザーは離れないかもしれない。それがすごいところなんだと思います。appleの?ジョブズの?

しかし、それも、iPhoneと比較されるだけのコンテンツプラットフォームをどこもまだ持ち合わせていない内だと思います。

 ですが、ある一定時期は、沈黙というスタンスを貫くかもしれません。

もしくは、appleもadobeとガチで勝負する気はないでしょうし。場合によっては、表向きflashを載せておいて、

実は、やれることが限定されていることだって考えられますね。

 

また、もう一つの懸念として、

今回のadobeを中心とした、apple以外のデバイスメーカーの協調関係は、appleの作ったマーケットプレイス戦略に対しての、

防御策とみうけられなくもありません。目的は、appleの力が弱まってくれること以外ないでしょう。

 

結論、それ以外の戦略をもっているのか?が見えてこないと、長期的には協調関係は崩れるのではと考えるのが妥当ではないでしょうか?

デバイスメーカは、通信キャリアではないので、当然ながら、それぞれのデバイスを売ることを目的としてもつだろうし、

appleのマーケットプレイス戦略がデバイスを売ることの妨げになることを排除した後は、その他陣営のモチベーションはどこにあるんでしょう?

 

adobeの儲けかたに関して考えてみても、彼らは、flexというflash実行環境のプログラミング技術を

オープンソースにしたので、いまは、実は、直接の儲けかたがないと思います。

もしかすると、開発環境有償という戦略にでるのかもしれませんが、、それはちょっと困りますね。。

現在ではビルダーという(IDE)統合開発環境のツール販売のみが収益になっていると思われます。

 

現時点では、デバイスを売る以外の収益モデルはスマートフォン市場では、確立されてない。

通信キャリアであれば、パケット通信料という強烈なモチベーションがあるが、それもない。

なので、思うに、

adobeは圧倒的な位置づけでクリエイターを引きつけ、スマートフォンへの展開を指示する力を継続して

もらわないと、長続きしないでしょうし、デバイスメーカー側も、そのadobeのエネルギーに簡単に勝てないという状況を作らないといけません。

 

ここまでが、普通に皆さんも考えることだと思いますので、

ちょっとだけ、話を展開させてみて、、僕なりに考えてみました。

 

adobeは、クリエイターをターゲットとしてるが、実はB向けソリューションだと思います。

B向けソリューションとなると、スマートフォンのB向け利用という側面を大きく打ち出してきたりすると状況もかわるかもしれないですね。

そのコンポーネントの有償提供っては、ありかと思います。


いずれにしても何かしらの「儲けかた」がないといけないのだと思います。

 

goolgeも、HTML5という次世代のHTML規格を普及させるには、adobeを競合してたりもします。

B向けソリューションの提供も、googleツールのスマートフォンでの普及も、それぞれのデバイスメーカーとの協調関係も

そして、クリエイターを指示するという複雑な構造をadobeがうまくこなすことが、勝利のポイントなんだろうと。

 

B向けソリューションの話。

googleツールの社内利用というのも最近では聞きますが、社内情報を外のサーバに出すにはまだ抵抗があると思います。

その点、独自のソフトウェアを構築していくという傾向は考えられると思います。その対象が、携帯電話と企業が開発した

ビジネスアプリケーションをセットにして、スマートフォンという形で社員に配布するというケースはありえるかと。

 

その場合は、ハードの選定とキャリアの選定というものも重視されるでしょう。

ハードとキャリアは海外では分断されているので問題はないですが、

どのハードでもアプリが動かせないとなると、企業としては導入障壁が高くなると思います。

数多くのハードで稼働できるソフトウェアを提供できなければ、このモデルは成り立たないわけです。



B向けとC向けの棲み分けという観点で見た場合は、iPhoneは今の時点でだいぶ不利な状況になって来たと思うので、

ここを軸に、うまく進めていければ、儲かる構図がでてくるのではないか?と思います。



ハードの世界も強烈で、インテルがNokiaと組んだみたいですね。

もう「小さくしていく」ことに期待値の高いしARMに取られてしまっている市場を巻き返すのにintelも必死なんだなと思う。


とにかく、期待値が高い分、adobeさんには、がんばってもらいたいので、応援しつつ、浮き足だたず冷静にみて

いきたいなと思います。

この記事の執筆者

代表取締役 谷田部 輝真 36歳

初めまして。サイテックの代表をやっております谷田部と申します。 「ITを利用し、より豊かな、より幸せな世の中になっ...

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