サイテック株式会社 > 【連載】クラウド技術検証 - 第3回 KVMをインストール!

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2009年06月30日 19:58

クラウド技術検証
第3回 KVMをインストール! * * * *

by 291

Tags: クラウドコンピューティング 仮想化

いよいよLinuxにKVMをインストールしてみようと思います。

最新のKVMで検証したいという事で、つい先日リリースされたばかりの Fedora 11 で検証してみようと思います。(カーネルは2.6.29)

なお、KVMは Intel VT や AMD-V といったCPUの仮想化拡張機能を利用することが前提となっているため、対応CPUを積んでいるマシンでの動作が望ましいです。

# 幸いなことに今回の検証機はサポートされていました。

# (ここ1・2年に購入したマシンであれば概ね大丈夫っぽいです)

# 対応CPUかどうかを調べるためにはBIOSメニューを覗いてみるのが手っ取り早いです。

 

Fedora 11のインストール自体はそんなに面白くないので省略(笑)

ただしKVMの仮想マシンのNWとNICを共有するのでブリッジの設定はしておきましょう。

念のため設定手順も残しておきますので参考にしてください。

 

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を下記のように変更

# Networking Interface
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=static
DNS1=xx.xx.xx.xx
GATEWAY=xx.xx.xx.xx
HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx
IPADDR=xx.xx.xx.xx
NETMASK=255.255.255.0
ONBOOT=yes
BRIDGE=bridge0 ←ココを追加!

 

/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-bridge0 を新規追加

# Networking Interface
DEVICE=bridge0
BOOTPROTO=static
DNS1=xx.xx.xx.xx
GATEWAY=xx.xx.xx.xx
HWADDR=xx:xx:xx:xx:xx:xx
IPADDR=xx.xx.xx.xx
NETMASK=255.255.255.0
ONBOOT=yes
TYPE=Bridge

これでNICを再起動すればOKです。

次はいよいよKVMとその周辺モジュールのインストールです。

makeなどは一切必要なくyumで一発インストールが可能です。

 yum install kvm qemu virt-manager

そしてkvmのドライバモジュールをロードします。

 modprobe kvm

さらにIntel VT対応CPUのため専用モジュールをロードします。

(ちなみにAMDのCPUを使っていてAMD-V対応の場合はkvm_amdをロードさせます)

 modprobe kvm_intel

念のためロードされているモジュールを確認します。

 lsmod | grep kvm

kvm_intel 47768 0

kvm 152904 1 kvm_intel

いよいよ起動です。先ほどインストールした仮想化共通ライブラリのlibvirtをstartさせます。

 /etc/rc.d/init.d/libvirtd start

libvirtd デーモンを起動中: [ OK ]

これで準備完了です。

コマンドでもKVMの仮想マシンの作成や各種制御は可能ですが、

管理性を重視するためここはGUIで操作してみることにします。

まずX Windowを起動させて「アプリケーション」→「システムツール」→「仮想マシンマネージャ」を立ち上げます。

virt-manager01

これがGUIベースの仮想マシン管理ツールである virt-manager です。

RedHat系では仮想マシン管理の標準的な位置づけとなるツールですが、KVMだけでなくXenの仮想マシンも管理することができます。

virt-manager03

まずは「ファイル」→「接続を追加」を選択してローカルマシンの仮想化環境を管理できるようにしましょう。

virt-manager02

さらに一覧のlocalhostの行を右クリックして「新規」を選択します。

マシン名を入力しISOイメージからインストールさせるように選択します。

virt-manager04

ISOイメージがあるディレクトリを選択し(今回はCentOS5.3にしてみました)、OSのタイプを選択。

もちろん物理サーバのDVDやCD-ROMドライブにメディアをマウントしてもらってもOKです。

virt-manager05

その仮想マシンに割り当てるリソースを設定します。

なお、メモリは他の仮想マシンとの共有はできませんがCPUは可能です。

つまり4コア搭載しているサーバ上で、仮想マシンAに3コア、仮想マシンBに3コアという割り当て方も可能です。

言うまでもなくCPU負荷は相互に干渉することになりますので、その辺に関しては後ほど検証してみたいと思います。

virt-manager06

で、仮想ディスクの割り当ての設定をします。

「allocate entire disk now」はチェックを入れておくといきなり固定長で設定したサイズのイメージファイルが作成されますのでとりあえず外してみます。

virt-manager-07

最後が重要です。

Advanced optionsの中にNIC設定がありますので、これを先ほど設定したブリッジ接続にしておいてください。

これで完了を押下すれば仮想マシンが作成されて、インストールメディアのISOイメージからブート、通常のセットアップに入ります。

ちなみにvirt-managerの一覧から該当の仮想マシンをダブルクリックすれば、コンソールウィンドウが起動します。

この辺は他の管理ツールと大体同じですね。

virt-manager08

さてさて、長くなってしまいましたがKVMが動く状況までご紹介しました。

次回は誰もが気になる仮想マシンに負荷をかけた時の挙動について色々検証してみようと思います。

 

■今日のひとりごと

virt-managerを一通り触っている中でHWベンダが出しているブレードサーバの管理ツールを思い出しました。

確かに相手が物理か論理かだけの違いで目的は一緒なんですよね。

まだversion1.0にもなっていないとはいえ、使い勝手は負けていないと思います。

 

あ、CentじゃなくWindows7 RCを入れれば良かったかな・・・(笑)

この記事の執筆者

開発部マネージャー 291 29歳 入社2年目

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